for文の書き方
処理を繰り返し実行する際にはfor文を使用します。プログラムを書く上で重要な制御構文になります。
for文の書き方 目次
1.繰り返し処理とは
同じ処理を5回繰り返す場合、普通に考えれば次の様に同一の処理を5回分記述することになります。
package pac01; public class HelloWorld { public static void main(String[] args) { // 文字列の表示を5回繰り返す System.out.println("こんにちは!"); System.out.println("こんにちは!"); System.out.println("こんにちは!"); System.out.println("こんにちは!"); System.out.println("こんにちは!"); } } --------------------------------------------------------- こんにちは! こんにちは! こんにちは! こんにちは! こんにちは!
これはまだ1回分の処理が短いのでたいした事ありませんが、数が増えるとその分記述量がどんどん増えて言ってしまいますよね。そこで登場するのが「for文」です。
for文は、繰り返し処理を簡単に記述することができます。決められた回数分繰り返す際に利用できます。for文は次の様に記述します。
for (int i = 0; i < 回数; i++){
繰り返し実行したい処理
}
先頭のforは決まり事で、後ろを()で括ります。その後ろに{}で括っています。最初の()の中では、繰り返す回数を指定する箇所です。後ろの{}の中では、繰り返し実行する処理を記述します。
()の中で指定された回数分、後ろの{}の中に記述された処理が繰り返されます。つまり、後ろの{}の中には1回分の処理しか記述しません。
2.for文の書き方(繰り返し回数の指定)
for文の書き方を詳しく見てみましょう。まずは最初の()から。
()の中に、セミコロンで区切られたコードが3つあることが分かります。順番に①②③と書いていますが、①はカウンタ変数と言って、回数を記憶しておく為の変数iを宣言と同時に0で初期化しています。②は継続条件を記述する箇所で、i < 回数(回数はプログラマが指定する)の間だけ処理が繰り返されます。③はカウンタ変数の増減値を指定しています。1回実行される度にカウンタ変数iを1増やしています。
3.for文の書き方(繰り返したい処理の記述)
後ろの{}の中には、繰り返し実行したい処理を記述します。ここでは、何回繰り返すかに依らず、1回分の処理だけを記述します。
これは大丈夫ですよね。繰り返し実行したい処理を1回分だけ記述します。
ちなみにこの状態でソースコード全体は次の様になります。
package pac01; public class HelloWorld { public static void main(String[] args) { for(int i = 0; i < 5; i++){ // 文字列を表示する System.out.println("こんにちは!"); } } } ---------------------------------------------------------------------- こんにちは! こんにちは! こんにちは! こんにちは! こんにちは!
9行目で記述した処理が、確かに指定された回数(5回)繰り返されていることが分かります。
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