Eclipseを使用したプログラムの実行方法
Javaでプログラム開発をする際に必要な「プロジェクト」と「パッケージ」そして「ソースファイル」は前回作成しましたので、今回は作成したプログラムを実行してみたいと思います。
Eclipseを使用したプログラムの実行 目次
1.ソースファイルを開く
まず、Eclipseを起動しましょう。
前回の続きであれば、最初から開いている場合もありますが、左側のプロジェクト・エクスプローラを展開していき、「HelloWorld.java」をダブルクリックします。すると、右側のエディタ部分に、ソースファイルの中身が表示されます。
2.ソースコードを入力する
プログラムを開発する際は、この右側に表示されたソースコードを修正していくのですが、この時点でコースコードの見方を説明します。
package pac01; public class HelloWorld { public static void main(String[] args) { // TODO 自動生成されたメソッド・スタブ } }
まず、一行目はパッケージの宣言部分なのですが、今はおまじないだと思ってください。3行目からソースコードが開始されますよという意味で、10行目でそれが終了していることを表しています。5行目も同じくソースコードの開始を表していて、8行目で終了します。
6行目の「//TODO 自動生成されたメソッド・スタブ」というのは「コメント」と呼び、これはプログラムの実行には影響を与えない部分になります。ここはこういう処理をしますよ、というような説明を書き加えたい場合に使用します。それでは、7行目から、次のように入力します。
System.out.println(“Hello World”);
これは、画面に「Hello World」という文字列を表示せよ、というプログラムになります。
ここで注意すべきは、①「System.out ・・・」の先頭は大文字にすること、②文末にセミコロン「;」を入力することです。これらがなされていないと、画像のように左側の行番号の横にエラーアイコンが表示され、また該当の箇所に赤い波線が引かれます。ちなみに、この現象をコンパイルエラーと言います。
3.プログラムの実行
それでは、プログラムを実行してみましょう。プログラムを実行するには、画面上部の緑背景に三角が右に向いているアイコンをクリックします。
保管するリソースを選択してください、のようなダイアログが出ることがありますが、これはソースファイルが変更されてから保存されていない状態でプログラムを実行しようとすると表示されます。そのまま「OK」ボタンをクリックするとソースファイルが保存されます。
エラーが無くプログラムが実行できると、画面の下に「Hello World」の文字列が表示されます。
この画面の下に文字列が表示されることを、「コンソールに表示する」と表現しますので覚えておきましょう。
これが、基本的なJavaプログラムの実行の仕方になります。
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