インデントと文字整形
Eclipseでソースコードを書いていると、改行した時など、一番左から始まらずに途中からカーソルが始まったりしますが、これを「インデント」(日本語では字下げ)と言います。
インデントと文字整形 目次
1.インデントとは
Eclipseでソースコードを記述する際、文字の開始位置がバラバラだったりします。今までに何度も見ている画面でもそうなっていますね。
これは、一見バラバラなように見えて、実は揃っています。クラスの宣言の時に説明しましたが、「{」から「}」で囲まれた部分をブロックと言いました。
このブロックの中に書く文をブロック文と言いますが、ブロック文は、それまでの開始位置よりも4文字右から文字が開始されます。厳密に言うとタブを1つ入れていて、タブ1つが半角スペース4つで表現されているので、4文字文右になっています。
2.インデントは必須なのか
Eclipseで改行をすると、自動的にインデントを入れてくれるので便利ですが、インデントは必須ではありません。極端な話、改行もする必要はありません。例えば次の様なソースコードでも問題なく実行できます。
package pac01;public class HelloWorld {public static void main(String[] args) {// TODO 自動生成されたメソッド・スタブ System.out.println("Hello World");}} ------------------------------------ Hello World
3.文字の整形
なぜ改行しなくてもプログラムが正しく実行できるのかと言うと、文末にセミコロン「;」を書いていますよね?Javaはこのセミコロンが出現した時点で、一文として解釈しています。ですので、Eclipseのエディタ上では一行に繋がっていたとしても、プログラムとしては複数の命令文が記述されていると解釈できているわけです。
とは言うものの、上の様な改行していないソースコードを見た時どうでしょうか。どう考えてもわかりにくいですよね。なので、改行やインデントなどを行い、ソースコードの文字を整形することが重要なのです。
文字の整形には、色々と種類があります。
- 「;」、「{」、「}」を書いたら改行する
- 「{」と「}」で囲まれたブロック文は、それまでの開始位置からタブ1つ(4文字)文字下げする
- 「}」を書く時はタブ1つ(4文字)戻す。「{」を書いた行と揃える
- それ以外は、文字の開始位置は一つ前の行と同じ位置にする
これを実施するだけで、ブロックとブロックの入れ子関係が分かりやすくなり、ソースコードの視認性が格段に向上します。Eclipseは、改行した時や「}」を入力した際は自動的にインデントを行ってくれます。
最近のコメント