拡張for文
Javaのfor文では、配列に対して繰り返し処理を行う際に便利な書き方があります。
拡張for文 目次
1.拡張for文とは
配列やコレクションに対して、カウンタ変数によるアクセスではなく、配列の全ての要素を自動的に取り出せる書き方が、拡張for文です。書き方は次の様になります。
for (配列の要素を格納する変数 : 対象の配列名){
繰り返し実行したい処理(取り出した要素を使用する)
}
通常のfor文のように、カウンタ変数を使用しませんので継続条件やカウンタ変数の増減値も指定しません。あくまで対象の配列の要素の数だけ繰り返されます。処理の中身では、普通は取り出した要素を使用した処理を実行することになります。
package pac01; public class HelloWorld { public static void main(String[] args) { int[] intArray = {1,2,3,4,5}; for(int i: intArray){ // 要素の値を出力する System.out.print(i + " "); } } } --------------------------------------------------------- 1 2 3 4 5
intArrayに存在する要素を、一つずつ変数iに格納しながら、要素の数だけループを繰り返すことになります。ループが実行される度に、変数iの中身が変わっていることが分かります。拡張for文では、いちいち終了判定をする必要が無いので非常に便利です。
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