Java言語とは

Java言語とは、1990年にサンマイクロシステムズ社によって開発されたプログラム言語です。1996年頃からインターネットが世界的に普及した時期に、Java言語も急速に普及しました。

Java言語は、モバイル端末用のアプリケーションや、ウィンドウアプリケーション、Webアプリケーションなど、様々なアプリケーション開発に使用されています。中でも特に多いのはWebの業務システムなどエンタープライズ用途でしょう。また、最近だとAndroidの開発にもよく使われています。

Java言語は、現在ではJCP(Java Community Process)という組織により維持、および継続的な改訂が行われています。

Java言語とは

  1. Java言語の特徴
  2. Java言語の歴史
  3. Javaプログラムの実行環境(JRE)
  4. Java開発キット(JDK)
  5. Java言語の種類

1.Java言語の特徴

Java言語には次の様な特徴があります。

1-1 無料で使える

Java言語で開発する為に必要な開発ツール等は、原則無料で使用することができます。

1-2 一度作ればどこでも実行できる

通常、作成したプログラムは、特定の機器や環境(WindowsやMacなど)に依存するのですが、Java言語で作成したプログラムは、Javaが動作する環境であればそれらに左右されることなく実行することができます。

1-3 C言語やC++言語に似た構文

Java言語でプログラムを書く際の文法や決まり事は、C言語やC++言語を参考にしているので、C言語やC++言語(最近ならC#も)を経験されている方なら、比較的スムーズに記述することができます。

1-4 自動メモリ管理

VBやC#などの.NET言語と同じく、メモリ管理を自動的に行ってくれるので非常に楽です。C言語やC++言語の場合、プログラマが自分でメモリ管理をしなくてはいけなかった為、これは非常に生産性向上に繋がります。

2.Java言語の歴史

Java言語は、最初に開発された1996年から、何度もバージョンアップがなされています。主要なバージョンの一覧を以下に示します。記事執筆時点(2014年10月)の最新版は、Java SE8となります。

<Javaのバージョン履歴>
バージョン リリース年月
JDK 1.0 1996年1月
JDK 1.1 1997年2月
J2SE 1.2 1998年12月
J2SE 1.3 2000年5月
J2SE 1.4.0 2002年2月
J2SE 5.0(1.5) 2004年9月
Java SE 6(1.6) 2006年12月
Java SE7(1.7) 2011年7月
Java SE8(1.8) 2014年3月

3.Javaプログラムの実行環境(JRE)

Java言語で作成したプログラム(Javaアプリケーションと呼びます)をコンピュータ上で動かすには、Java Runtime Environment(JRE)と呼ばれる「Java実行環境のソフトウェア」が必要になります。

.NETで言うところの.Net Frameworkと同じ立ち位置のソフトウェアで、Java仮想マシン(JVM)とアプリケーションプログラミンインタフェース(API)から成り立っています。つまり、どんな機器や端末であっても、このJREが無いとJavaアプリケーションを動かすことはできません。

JREは、Javaを開発する時に必要となるJava開発キット(JDK)にも同梱されています。

3-1 JREのソフトウェア構成

JREは、標準クラスライブラリ(JCL)とJava仮想マシン(JVM)と、さらにいくつかのソフトウェアから構成されています。

種類 説明
Javaクラスライブラリ群(標準クラスライブラリ) Javaアプリケーションを実行するために必要なライブラリ(ソフトウェア)
Java仮想マシン(Java VM) OSを問わず実行する為に、OS毎に依存した環境を実行するための仮想(Virtual Machine)環境。
jar(Java Archive) Javaプログラムの標準的なファイル圧縮・展開機能。いわゆるzip。
JNI(Java Native Interface) Java言語からC言語などのほかの言語で実装されたネイティブなプログラムやライブラリを呼び出すことが可能。
Webブラウザプラグイン ブラウザでJavaアプレットを実行するために必要なソフトウェア。
Java Web Start JavaアプリケーションをWebを通じて効率的にユーザに配布する仕組み。

4.Java開発キット(JDK)

Java Development Kit(JDK)とは、Java言語でプログラム開発を行う為に必要なソフトウェアのことです。ソースコードを実行可能形式(exeファイルなど)に変換するコンパイラや、ソースコードからドキュメントを作成してくれるjavadoc、プログラムのデバッグを支援してくれるデバッガなどの多くの開発ツールが含まれています。

JDKはその名前のとおり「開発をする為に必要なソフトウェア」ですので、単純にプログラムを実行するだけなら必要ありません。

なお、JDKには、実行環境であるJREも同梱されています。

5.Java言語の種類

Java言語には3つの種類が存在します。それぞれの種類毎に実行環境(JRE)と開発環境(JDK)が存在しています。

種類 説明
Java ME(Java Platform, Micro Edition) 組み込みシステムなどで使用される。標準的なJava SEと比べて機能が省略されているが、エコ。
Java SE(Java Platform, Standard Edition) 標準的な機能が実装されている。通常のPCやサーバなど汎用的な用途の場合に使用される。
Java EE(Java Platform, Enterprise Edition) Java SEに加え、多層クライアントサーバの大規模システムを開発するような場合に使用される。

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