関係演算子
プログラムの処理では、必ずと言っていいほど条件分岐が登場します。もし○○が××だったら・・・という処理のことですが、この条件を書く際には「関係演算子」を使用します。今回はこの関係演算子について説明します。
関係演算子 目次
1.関係演算子とは
関係演算子とは、「AとBは等しい」や、「年齢が20以上の場合」と言った条件式を記述する際に使用する演算子のことです。演算子ですので、左辺と右辺の間に書きます。関係演算子には以下のものがあります。
関係演算子 | 意味 |
---|---|
== | 左辺と右辺が等しい |
!= | 左辺と右辺が等しくない |
> | 左辺は右辺より大きい |
< | 左辺は右辺より小さい |
>= | 左辺は右辺以上である |
<= | 左辺は右辺以下である |
等号が「==」であることに注意しましょう。「=」は代入演算子でしたね。また、以上以下はその値自体を含みますが、より大きいより小さいはその値は含まないので注意しましょう。
以上以下が、「>=」「<=」となっていますが、これはわざとそう書いているのではなく、<と=を二つ並べて書いています。「≧」ではないので注意が必要です。
関係演算子を含む式のことを「関係式」と言いますが、関係式の結果は必ずtrueかfalseになります。trueの事を「真」と言い、falseのことを「偽」と言います。真偽を確かめるの真偽ですね。
boolean型の結果になると言うことは、それをboolean型の変数に格納することが可能です。
package pac01; public class HelloWorld { public static void main(String[] args) { int intHensu1 = 10; int intHensu2 = 20; boolean blnHensu1 = false; // intHensu1とintHensu2が等しいか blnHensu1 = intHensu1 == intHensu2; System.out.println(blnHensu1); // intHensu1よりintHensu2が大きいか blnHensu1 = intHensu1 < intHensu2; System.out.println(blnHensu1); } } --------------------------------------------------------------- false true
System.out.printlnでは、変数を指定するとその中身をそのまま出力できますので、変数の中身がtrueの時は「true」、falseの時は「false」と出力されます。
また、そもそも変数に格納せずに直接計算式を書くこともできます。
package pac01; public class HelloWorld { public static void main(String[] args) { int intHensu1 = 10; int intHensu2 = 20; // intHensu1とintHensu2が等しいか System.out.println(intHensu1 == intHensu2); // intHensu1よりintHensu2が大きいか System.out.println(intHensu1 < intHensu2); } } --------------------------------------------------------------- false true
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